「要介護2」ならデイサービスは週何回?要介護度別 利用サービスまとめ

要介護認定を終えて届いた通知……。「要介護3」と書かれているものの、その「3」という数字が何を意味するのかわからない、という方はいませんか?

あるいは、要介護度が「要支援2」から「要介護1」に上がった……。「それでいったい何が変わるのだろう?」そうお思いの方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は要支援1〜要介護5までの7区分、どのような違いがあるのかまとめました。

要介護度が変われば何が変わる?

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要介護度は、要介護認定の審査によって決まりますが、この介護度の違いによって変わるのは2つ、「介護保険支給限度額」と「利用できるサービスの種類」です。

通常、介護保険サービスを利用する際は介護保険が適用されてその費用は1割(一定以上の所得の方は2割)ですが、その利用には限度があります。要介護度が高いほど、その支給額の限度も高く設定されています。

また、要介護1〜5と要支援1・2の方とでは、利用できるサービスの種類が異なります。要介護の方が受けるのは「介護サービス」、要支援の方が受けるのは「介護予防サービス」という区分です。この区分の違いによって、要支援の方はレンタルできる福祉用具に制限がかかったり、あるいは介護タクシーが利用できなかったりします。

さらに、有料老人ホームの中には、入居条件を要介護度によって決めている施設もあります。特に、特別養護老人ホーム(特養)は原則として要介護3以上の方の入居のみ認められています。

まとめると、以下のようになります。

要介護度によって、介護保険支給限度額が異なる。

要支援と要介護では利用できるサービスが少し変わる。

要支援1から要介護5まで。状態・利用限度額・利用サービス例

要支援1
要支援2
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5

要支援1

先に説明したように要支援1・2の場合は介護予防サービスの利用となります。サービスを利用するためには、地域包括支援センターで「介護予防ケアプラン」を作りましょう。

状態

①居室の掃除や身の回りの世話の一部に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とすることがある。
③排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。

引用元:要介護度別の状態区分(静岡市)

※目安とお考えください

利用サービス例(利用限度額:月50,030円)

・週1回の(介護予防)デイサービス
・週1回の(介護予防)ホームヘルプサービス・
・月2日の(介護予防)ショートステイ
・介護用具レンタル(歩行補助つえ)

要支援2

状態

①見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
③歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。
④排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。
引用元:要介護度別の状態区分(静岡市)

利用サービス例(利用限度額:月104,730円)

・週2回の(介護予防)デイサービス
・週2回の(介護予防)ホームヘルプサービス
・月2回の(介護予防)訪問看護
・月2日の(介護予防)ショートステイ
・介護用具レンタル(歩行補助つえ)

要介護1

要介護からは、適用されるサービスが「介護予防サービス」から「介護サービス」になります。地域包括支援センターではなく、居宅介護支援事業所のケアマネジャーに相談してケアプランを作成することになります。

状態

①見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
③歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。
④排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。
⑤問題行動や理解低下がみられることがある。
引用元:要介護度別の状態区分(静岡市)

利用サービス例(利用限度額:月166,920円)

・週2回のデイサービス
・週3回のホームヘルプサービス
・週1回の訪問リハビリ
・月4日のショートステイ
・介護用具レンタル(歩行補助つえ)

要介護2

状態

①見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話の全般に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
③歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。
④排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある。
⑤問題行動や理解低下がみられることがある。
引用元:要介護度別の状態区分(静岡市)

利用サービス例(利用限度額:月196,160円)

・週2回のデイサービス
・週3回のホームヘルプサービス
・月2回の訪問看護
・月4日のショートステイ
・介護用具レンタル(歩行補助つえ、ベッド)

要介護3

特養の場合、原則としてこの要介護3から受け入れています。

状態

①見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話が自分ひとりでできない。
②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作が自分ひとりでできない。
③歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分でできないことがある。
④排泄が自分ひとりでできない。
⑤いくつかの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。
引用元:要介護度別の状態区分(静岡市)

利用サービス例(利用限度額:月269,310円)

・週3回の認知症対応型デイサービス
・週1回のホームヘルプサービス
・週1回の訪問看護
・月7日のショートステイ
・介護用具レンタル(ベッド、徘徊センサー)

要介護4

要介護度が高くなると、外部の介護サービスを利用している住宅型有料老人ホームではサービス費用が割高になり、サービス利用限度額を超えてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

状態

①見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話が自分ひとりでできない。
②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作が自分ひとりでできない。
③歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分でできないことがある。
④排泄が自分ひとりでできない。
⑤いくつかの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。
引用元:要介護度別の状態区分(静岡市)

利用サービス例(利用限度額:月308,060円)

・1日2回の巡回型訪問介護
・週1回の訪問看護
・週1日の訪問入浴
・介護用具レンタル(ベッド、車いす)

要介護5

状態

①見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話がほとんどできない。
②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作がほとんどできない。
③歩行や両足での立位保持などの移動の動作がほとんどできない。
④排泄や食事がほとんどできない。
⑤多くの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。
引用元:要介護度別の状態区分(静岡市)

利用サービス例(利用限度額:月360,650円)

・1日3回の巡回型訪問介護
・週4回の訪問看護
・週1日の訪問入浴
・介護用具レンタル(ベッド、エアマット)

要介護度では認識の齟齬が出ないように注意を

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要介護度がひとつ変わるだけで、介護サービスの利用額や内容も大きく変わります。週2回の通所介護(デイサービス・デイケア)を週3回に増やすことができたり、介護用ベッドをレンタルできたりします。

特に、要支援2と要介護度1ではサービスそのものが適用される幅が大きく異なります。要介護認定されたときは、認識の齟齬が出ないように、しっかりと確認するように注意しましょう。